備忘録81「中西準子先生に横国大名誉教授に就任していただきました」

81.-2011.02.14「中西準子先生に横国大名誉教授に就任していただきました」

 われわれの研究室の創始者である中西準子先生(現、産総研安全科学研究部門長)への横国大名誉教授称号の授与が2月8日にありました。中西先生の横国大教授としての在任期間は短かったのですが、その間にCREST研究「環境影響と効用の比較評価に基づいた化学物質の管理原則」で化学物質のリスク評価研究を具体的に発展させ、横国大がわが国のリスク研究の拠点として認知されるようになりました。また当時、学内共同利用施設だった「環境科学研究センター」を「大学院環境情報研究院・学府」に発展的に改組することにも尽力され、大学への貢献は大きいものがありました。

 環境情報研究院・学府への改組とほぼ同時期に、中西先生は横国大に在籍で産総研化学物質リスク管理研究センター長を兼任、産総研に本籍を移して横国大教授を兼任、そして最終的には、横国大の兼任を終了と、徐々に横国大から産総研に移られたこともあり、名誉教授に推薦する機会を逸してしまいました。

 今年3月にいよいよ産総研を退職されると聞き、名誉教授に推薦する機会はこれをおいてはないと考えました。折良く平成22年4月から私が部門長になったので、推薦の提案もしやすい状況になりました。しかし、一つ懸念したのは、これまでにも推薦があったのに、中西先生が辞退されたのではないかということでした。そこで、先生に推薦しますよ、と連絡したのですが、受けないとは言われなかったので、研究院長の了承を得て、推薦の準備に入りました。そうしているところに、本学の学長からも名誉教授になってもらおうと考えているから、準備をするようにという話が入りました。それも、本人にはサプライズにしようと言うことでした。これには、本人への打診の後だったのでちょっと困りました。

 中西先生の雑感550には、益永が推薦したことになっていますが、このような経緯があり、推薦は私だけの発案ではなかったことを明らかにしておきます。なお、関係者の総意で、環境情報研究院の大会議室を中西名誉教授記念室と称することになりました。と言っても、会議室としての使用形態は変わらず、入口にプレートが掲示され、記念資料の所蔵コーナーが設置されるだけなのですが。